本場奄美大島紬

浜田 浩之

本場奄美大島紬×Artプロジェクト作品

結い紬(ゆいつむぎ)


浜田 浩之 Hiroyuki Hamada

本場奄美大島紬協同組合

プロフィール
 神奈川県出身。京都造形芸術大学デザイン科情報デザインコース(通信制)卒業。
印刷物のデザイン職、視覚障害者福祉施設職員を経て、2020年、本場奄美大島紬
の図案職人を目指し、両親の出身地奄美へ移住。


 私は、新型コロナウイルス禍の始まった一昨年、神奈川から奄美大島へ移住しました。長い自宅待機期間中に、本場奄美大島紬(以下、大島紬)について見たこと、感じたことをこの企画にしました。
 大島紬を使用したバッグや小物、アクセサリーなど、大島紬を「見せる」商品に加えて〝裏大島紬〟という枠組みを考えました。小さなもの、細かいものを指向して「目立たないところ」に積極的に展開する大島紬です。
 長く複雑な工程と多くの島人の手を経て作られる大島紬には、奄美の文化が凝縮されています。緻密なもの、中身の詰まったものには人を惹き付ける力があります。大島紬を「目立たないところ」に使用してもその魅力を発揮できるのではないか、こんな発想を奄美物産品の包装用ヒモ〝結い紬〟として具体化しました。
 新型コロナ危機以降、旅行・観光のあり方は大きく変わりつつあります。
奄美のイメージを喚起するツールとして、多くの方の手にとってもらえるようなものを目指しました。
包装協力/okuru amami


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